地域・行政と協力してTNR&S活動を推進
人と猫の共生のために
2014年に個人でミルクボランティアをしたことから活動が始まり、1年後には任意団体を立ち上げ、約20名の頼もしい仲間たちとともに、TNR*1や保護・譲渡活動を継続して行ってきました。これまで約600頭を保護・譲渡につなげ、累計1,000頭以上の野良猫たちに避妊去勢手術を施し、一代限りの命として地域の方々と大切に見守ってきました。
もともと個人で活動をはじめた10年前は、保健所に持ち込まれた猫たちの約9割が殺処分されていました。その状況を変えるために、市の環境衛生課へのアプローチを行い、保健所に持ち込まれる前にご連絡いただくことで、殺処分に至る前の仔猫をレスキューしてきました。
活動を通じて、次第に共感してくれる仲間たちが集まり、2015年に任意団体「たかだ地域猫ネットワーク」として団体活動をスタート。奈良県大和高田市を拠点に約20名もの仲間たちと共に、「小さな命に優しい街づくり」をモットーに猫の保護、譲渡、TNR活動を行っています。
団体として活動して10年、本当に多くの方にお力をお貸しいただき、なんとか活動を続けることができました。同時に「団体だけが頑張っても、未来は変わらない」ということを痛感してきました。
今後、これまで以上に行政や地方自治体と連携していくためには信頼度の高い団体へ成長させていく必要があります。そこで、2024年4月1日に任意団体「たかだ地域猫ネットワーク」から、「NPO法人ねこの古都なら」を設立するという、新たな一歩を踏み出しました。